寅さんと人権

東京は葛飾の生まれ、車寅次郎と申します。
楽しい映画だ。
何度も見た。

その内、疑問がわいてきた。
寅さんに人権はあるだろうか。

ついでに、山田洋二、司馬遼太郎、松本清張、
よせばいいのに、藤沢周平に人権という考えはあるのだろうか。

*。
人権は西欧から入った考えで、日本人にはなじんでいない。

日本人の生き方にそぐわないとして、棄却される。

  *。
では寅さん映画が何故楽しいのだろう。

ふと考えた。
寅さんは変人である。

寅さんをいじめ・いたぶり、からかう。
それが楽しいのではないか。

寅さんもいじめさせて、これを喜ぶ。

両方ともいいんだからそれでいいじゃないか。

*。
これが人情世間体ではないか。

ヨーロッパからすれば、
得体の知れない現象に、日本人が笑いを浮かべる現象だ。

ヨーロッパには理解されない。

   *。
異文化摩擦がおきてしまう。

寅さん映画は、弱いものをいじめて喜んでいるとしか見えないのでないか。

*。
寅さんに人権はあるか。
そう考えると、こう見えてしまう。

拡大すると日本人は、いじめを楽しんでいることになりかねない。

*。
日本人が泣いて喜ぶ、
日本人にはいいことでも、いいこととしない世界がある。

日本人の外の世界の存在、
これに気が付くってことは大変なことだ。

   *。
アメリカの心の理論。
自分と他人の違いを知る。
自分の考えから他人の考えの考えの違いを推測する。

これはアメリカでは三歳くらいで出来るという。

*。
日本人には、人間皆同じだ。
そうしない空気の読めない人は異物排除される。

この空気の中に、外人は入っていない!

*。
外人のいない、日本人だけの空気。

月を見なければ、月はない世界だ。
いや月を見ても、日本人には月はない。
外国人を見ても、外国人はいない。

*。
感情と意識が、支離滅裂だ。

ここにお上の言いなりになるしかない世間がある。
それは世界に出産していないことだ。

    *。
人権に立たなければ、世界と付き合えない。

そういう考えの出来ない日本人だ。

現実は妄想である

現実は誰もが持っている。
だがそれが何であるか誰も知らない。

現実の真相が、真実である。
真実を妄想したものが現実である。

ほとんどのヒトは、現実という妄想を生きている。
それは現にある妄想だから、現実と言う。

    *。
ところが紫式部は真実にあった。

真実から現実を書いた源氏物語だ。

*。
源氏物語ではほとんどのヒトが出家する。
何でだろう。

女が男との縁を切る。
男が愛想つかされた?

天皇さえ出家する。

*。
これらの共通点は何か。

現実は偽者の妄想の世界だ。

現実はウソと、偽善と欺瞞の演技であり、支配の世界だ。

こうしないと世間は成り立たない。

    *。
真実を生きようとすると、世間との関わりを少なくする。

それは紫式部自身の生き方だし、
現実との関わりを最小限にすることが人の道ではないか。

*。
現代は立身出世や成功物語で現実にどっぷり漬かっている。

その結果、人が狂ってしまった。
そういえる状況だ。

*。
源氏物語は妄想の現世とのまともな関わりを書いたのではないか。

やりすぎると、光源氏になる。

  *。
源氏物語は人の生き方のバイブルではないか。

そういう見方が出来る。

*。
立身出世を生きる悲劇が、光源氏の悲劇であった。

光源氏に苛め抜かれた紫の上に美しい花が咲いた。

*。
源氏物語は人の道のバイブルである。
そういえる状況だ。

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